過活動膀胱

監修:東京都リハビリテーション病院 副院長 鈴木康之先生

治療や心がけること

①行動療法

自分でできる治療法です。
●尿の色を観察しましょう
濃すぎる、薄すぎる場合には排尿日誌をつけてみましょう。
●排尿日記をつける
トイレに行った時刻、尿量、摂取水分量などを記録し、治療の参考にします。
●膀胱訓練をする
トイレに行きたくても15~30分我慢して、排尿間隔をあけます。訓練を続けるにしたがい、我慢できる時間が延びていきます。

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②薬の服用

抗コリン薬によって、神経を通じて膀胱の筋肉へ伝達される伸縮の指令をブロックして、膀胱収縮を抑制します。

薬物療法

「抗コリン薬」
神経を通じて膀胱の筋肉へ伝達される収縮の指令をブロックし、膀胱の収縮を抑制します。最近では、膀胱から脳へ向かう神経を通じて生じる尿意を抑制する働きがあることが分かってきました。

「β3作動薬」
β3アドレナリン受容体に作用することで、膀胱の蓄尿機能を高め、過活動膀胱の諸症状を改善します。

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③体質改善

OABには、
▽太っている人(糖尿病、高血圧などメタボリック症候群の人)
▽水分摂取が多い人(1日2リットル以上)、または少ない人
▽運動不足の人

がなりやすいとされています。
もしあてはまる項目があれば、改善するように努めましょう。

④医師の診断

排尿トラブルにはOABの蓄尿症状(回数が増える、我慢できない、もらす)以外にも、
▽排尿症状(出ない・出にくい、勢いが弱い)
▽排尿後症状(残る・残った気がする、切れが悪い)

などがあります。

排尿のトラブルの分類

蓄尿症状 排尿症状 排尿後症状
●回数が増える ●出ない、出にくい ●残る、残った感じがする
●がまんできない ●勢いが弱い ●切れが悪い
●もらす