
バランスの良い食事とは
食品は3つのグループに分けられる
日頃よく耳にする、バランスのとれた食事、とは一体どのような食事でしょうか。何をどのくらい摂れば良いのか、具体的なイメージがわかない方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、食品の役割に着目した考え方をご紹介いたします。
私たちが普段口にしている食品は、役割ごとに緑、赤、黄の3つの色グループに分けることができます。
まず、緑グループの食品は、カラダの調子を整えるもとになる食品です。
続いて赤グループの食品は、カラダをつくるもとになる食品です。
最後に黄グループの食品は、エネルギーのもとになる食品です。
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具体的に食品の例を見ていきましょう。緑グループの食品には、野菜やキノコ類、フルーツなどが含まれます。赤グループの食品には、肉や魚、卵や納豆などのたんぱく質の多い食品が含まれます。意外に感じる方も多いかもしれませんが、骨をつくるもとになるカルシウムを豊富に含む乳製品やワカメなどの海藻類も、赤グループに分類されます。
黄グループの食品には、主食となるご飯やパン、麺類や、炭水化物を多く含むいも類や、脂質を多く含む油、バターなどが分類されます。
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バランスの良い食事の秘訣は「緑2:赤1:黄1」
私たちが普段口にしている食品がそれぞれの役割で3つのグループに分けられることが分かりました。バランスの良い食事にするためには各グループから少なくとも1種類の食品を選ぶことが大切です。ポイントとしては、各グループの見た目のバランスを緑2:赤1:黄1を意識してみてください。
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具体的な献立例を見てみましょう。
◆和食の例
- ご飯、ポテトサラダ、マヨネーズ(黄グループ):茶碗1杯(150g)他
- 生姜焼き(赤グループ):豚肉4切れ(100g)
- キャベツ、ブロッコリー、トマト(緑グループ):(60g)
- みそ汁(緑グループ):1杯(具材に野菜を多めに)
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例えば、味噌汁に野菜を入れることで野菜が摂りやすくなります。
野菜は加熱することでかさが減るので、汁物も上手に活用してみてください。
- 出典
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- 実践食育ナビ 食事バランスガイド早分かり 栄養素と食事バランスガイドとの関係(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/guide.html)を加工して作成 - 実践食育ナビ 食事バランスガイド早分かり 「何を」「どれだけ」材料と料理区分(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/division.html)を加工して作成
- 実践食育ナビ 食事バランスガイド早分かり 栄養素と食事バランスガイドとの関係(農林水産省)
(2025年5月作成)