
野菜摂取量をはかり、目標量と比べてみよう
1日の野菜摂取目標量について
厚生労働省の「健康日本21」によると、20歳以上の1人1日当たりの野菜摂取目標量は350g以上とされています。
しかし実際の日本人平均摂取量は256g(令和5年国民健康・栄養調査)と、100g近く不足している現状があります。
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野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、これらは生活習慣病の予防・健康維持に非常に大切な栄養素です。
カリウムは高血圧の予防に、ビタミンの抗酸化作用は細胞の老化を防ぐ効果があります。
野菜を十分に摂取することは、脳卒中や心臓病、特定のがんのリスクの低減にもつながります。
野菜を多く摂取するためには、1食につき1皿以上の野菜料理を取り入れることをお勧めします。例えば、サラダや野菜スープ、炒め物などを食事に加えることで、自然と摂取量を増やすことができます。また、旬の野菜は旬以外の時期に比べ、栄養価が高いものがありお勧めです。
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どれだけ野菜を食べているかを知り、今後の生活に繋げよう
「ベジハンド®」という考え方をご紹介します*1。これは、カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ」の提案する野菜摂取量を簡単に把握するための新しい単位です。
片手1杯分の野菜量を約60gとし、これを「1ベジハンド」と呼びます。
ベジハンドの利点は、野菜の量を把握する際の簡単な目安にできることです。
サラダや野菜ジュース、野菜炒めなど、さまざまな形で野菜を摂取する際に、片手1杯分を目安にしてみると、自分が食べているおよその野菜の量を知ることができます。
1日に6ベジハンド(約360g)を心がけ、日本人の野菜摂取目標量を目指してみましょう。
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- 出典
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- 令和5年国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省)
(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf) - e-ヘルスネット 栄養・食生活 賢く食べるためのコツ 野菜、食べていますか?(厚生労働省)
(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-03-015)を加工して作成 - 「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」(文部科学省)
(https://www.mext.go.jp/content/20201225-mxt_kagsei-mext_01110_011.pdf)を加工して作成 - 実践食育ナビ 実践食育ナビフードビジネス現場での活用SV計算の難しいもの(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/use/sv.html)を加工して作成 - *1 北田 他、日本健康教育学会誌、31、2023
- 令和5年国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省)
(2025年5月作成)