
様々な野菜の摂り方の中から5つの方法をご紹介します
野菜摂取には様々な方法があります
野菜には、様々な摂り方があります。
ライフスタイルに合わせて、ご自身の取り入れやすい方法で野菜を摂っていきましょう。
カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ」がお勧めしている、5つの野菜摂取方法をご紹介します。

5つの方法をご紹介します
その1.生鮮野菜
生鮮野菜は、季節ごとに美味しい”旬”を楽しむことができます。

その2.カット野菜
切らないでOK、洗わなくてOKな商品もあり、手軽に生野菜を摂れることが特長です。
最近ではバリエーションも増えて、野菜いためミックスや鍋野菜ミックスなど、様々な種類が販売されています。

その3.冷凍野菜
最近では様々な冷凍野菜が売られています。
冷凍野菜の特長は、生鮮野菜に比べ比較的値段が安定しやすいことや、使いたいときに適量使うことができる点です。
長期保存可能な点も便利な特長です。

その4.トマトソースなど
市販のトマトソースは既に煮込まれ、味付けがされています。
商品に、食塩相当量を含めた栄養成分表示がある点もメリットです。
お料理をする際に活用することで、時短かつ失敗知らずで作ることができます。

その5.野菜ジュース
手軽に野菜が摂れることが最大の利点です。
他にも、数種類の野菜を使用していたり、野菜ジュースにするからこそ、吸収率がアップするような栄養素もあります。

その理由として、野菜などの植物細胞には、肉や魚などの動物細胞にはない強固な細胞壁(濃い緑色で図示)があることが関係しています。
この細胞壁が栄養の吸収を妨げるため、野菜からのリコピン*1、β-カロテン*2等の栄養吸収率を高めるには細胞壁を壊すことが重要なのです。
リコピン、β-カロテン等の栄養素を包む強固な細胞壁は、炒め物や蒸し野菜等、野菜を加熱することによって、柔らかくなり、壊れやすくなります。
また、ミキサーにかけたりすりつぶしたりして野菜を破砕することで、細胞壁が壊れるのです。

一方で、野菜ジュースにもデメリットがあります。
食物繊維やビタミンCなどの栄養素については、ジュースに加工する際に減少してしまいます。
市販の野菜ジュースはパッケージにある栄養成分表示を確認し、それぞれの特徴を知ったうえで、活用しましょう。

- 出典
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- トマト加工品の日本農林規格(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/kikaku_22.pdf)を加工して作成 - *1 (リコピン): Gärtner, C et al. “Lycopene is more bioavailable from tomato paste than from fresh tomatoes.” The American journal of clinical nutrition vol. 66,1 (1997): 116-22.
- *2 (β-カロテン): Livny, Orly et al. “Beta-carotene bioavailability from differently processed carrot meals in human ileostomy volunteers.” European journal of nutrition vol. 42,6 (2003): 338-45.
- カゴメ株式会社「カゴメ あざやか生活研究所」
https://www.kagome.co.jp/company/nutrition-health/azayakaseikatsu/
- トマト加工品の日本農林規格(農林水産省)
(2025年5月作成)