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空腹時、血糖値が急に上がるような食事には要注意です。

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では、どのような食事がおすすめなのでしょうか。
「野菜を最初に食べること、ベジタブルファースト」といった考え方があります。
食事の際に、野菜を最初に食べることで、同じ食事の内容でも、食後血糖値の上昇がゆるやかになると言われています。
野菜には、食物繊維やクエン酸など、血糖値の上昇を抑える成分が含まれており、野菜を摂ることで、食後血糖値の上昇を抑えることが期待されます^*1。

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野菜を最初に食べる「ベジタブルファースト」は食後の血糖値の上昇を緩やかにすると言われていますが^*2、毎食サラダなどの野菜を取り入れることが難しい人も多いのではないでしょうか。
そのような時には、食前の野菜ジュース摂取もおすすめです。
野菜ジュースを食前に飲む「野菜ジュースファースト」は食事の最初に野菜を食べるベジタブルファーストと同様に、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果があることがわかっています。

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では、食事の何分前に野菜ジュースを飲むと、最も効果的なのでしょうか。
健康な男女を対象に、白米を摂取する15分前、30分前、60分前に野菜ジュースを摂取してもらい、それぞれ白米だけを食べた時と、食後の血糖値の変化、血糖値最大変化量を比較しました。（白米と野菜ジュースの合計糖質量は50gに統一）
白米摂取前に野菜ジュースを飲むことで、血糖値の上昇が抑えられていることがわかりました^*3。
同時に摂取した場合では、食後の血糖値上昇は抑えられなかったものの、上昇した血糖値が速やかに低下しました。
また、血糖値上昇の抑制に最も効果的なのは、白米摂取の30分前であることが明らかになりました。
忙しい朝やお仕事帰りなど、「野菜ジュースファースト」を活用して、おいしく手軽に健康生活を続けましょう。

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Kasuya Nら, Food and Nutrition Sciences. 7.797-806(2016)