変形性股関節症

監修:獨協医科大学 埼玉医療センター整形外科 主任教授 神野 哲也 先生

変形性股関節症って?

変形性股関節症って?

股関節の軟骨がすり減って、股関節に変形や痛みが出るのが「変形性股関節症」です。
からだの中心部にあり、腰と両脚をつないでいる股関節は、体重を支えるだけでなく、からだのバランスをとり、両脚をスムーズに動かすために重要な働きをしています。普段の生活の中でも、じつは大きな負担がかかっています。

股関節の3つの役割

股関節の3つの役割

変形性股関節症の起こり方のしくみ

変形性股関節症は、女性に多い疾患です。もともと股関節の形状に異常があると起こりやすく、日本人ではこのタイプが8割程度を占めています1)。しかし最近は、股関節の形状に異常がなくても年齢とともに発症する方が増えてきています。

変形性股関節症の起こり方のしくみ

1)日本整形外科学会 「変形性股関節症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.htm