装具を使って股関節を保護したり、電気や赤外線などを利用して血流をよくする療法です。
装具療法
装具
股関節を保護し、負担を軽減してくれます。
股関節の曲げ伸ばしや、内転、外転のコントロールが可能になります。
杖
歩行時の股関節にかかる負担を軽くし、痛みを軽減、転倒を防いでくれます。
歩き方
- ①杖は股関節に痛みのない側の手に持ち、痛みのある脚と同時に前につく。
- ②杖をついたまま、痛みのない側の脚を前に出す。
足底板
股関節の変形が進み、脚の長さに差が出ている場合は、補高靴や足底板を利用して、股関節にかかる体重の偏りを調整します。 また、関節にやさしい靴を選ぶことも大切です。ヒールの高い靴やサンダル、底の薄い靴は、股関節に負担がかかります。
物理療法
温熱療法
患部を温めて血流をよくすることで、痛みを軽減します。
また、筋肉の緊張をほぐして、股関節を動きやすくしてくれます。(患部に腫れがあり、炎症で熱を持っているときは、冷湿布などの寒冷療法を行います。)
監修:獨協医科大学 埼玉医療センター 整形外科
主任教授 神野 哲也 先生