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装具療法・物理療法

装具を使って股関節を保護したり、電気や赤外線などを利用して血流をよくする療法です。

装具療法

装具

股関節を保護し、負担を軽減してくれます。
股関節の曲げ伸ばしや、内転、外転のコントロールが可能になります。

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装具のイラスト

歩行時の股関節にかかる負担を軽くし、痛みを軽減、転倒を防いでくれます。

歩き方

  • 杖は股関節に痛みのない側の手に持ち、痛みのあるあしと同時に前につく。
  • 杖をついたまま、痛みのない側のあしを前に出す。
杖の使い方
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足の先から20センチくらい前に杖をつく

足底板そくていばん

股関節の変形が進み、あしの長さに差が出ている場合は、補高靴ほこうぐつ足底板そくていばんを利用して、股関節にかかる体重の偏りを調整します。 また、関節にやさしい靴を選ぶことも大切です。ヒールの高い靴やサンダル、底の薄い靴は、股関節に負担がかかります。

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左右

物理療法

温熱療法

患部を温めて血流をよくすることで、痛みを軽減します。
また、筋肉の緊張をほぐして、股関節を動きやすくしてくれます。(患部に腫れがあり、炎症で熱を持っているときは、冷湿布などの寒冷療法を行います。)

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温熱療法のイラスト

監修:獨協医科大学 埼玉医療センター 整形外科

主任教授 神野 哲也 先生

(2023年11月作成)