変形性股関節症

監修:獨協医科大学 埼玉医療センター整形外科 主任教授 神野 哲也 先生

症状は?

股関節のクッションのような役割をする軟骨がすり減ると、関節の変形や炎症を引き起こし、痛みが生じるようになります。一度すり減った軟骨は、元には戻りません。
症状が進行すると「立つ」「歩く」といった日常生活にも影響が出てきます。

変形性股関節症の症状と進み方

変形性股関節症の症状と進み方 初期
変形性股関節症の症状と進み方 中期
変形性股関節症の症状と進み方 末期

変形性股関節症の検査

股関節の違和感や痛みが気になったら、早めに整形外科を受診しましょう。
早めに医師の診察を受けることで、治療の選択肢が広がります。診断は、問診や触診などの診察と、画像検査が行われます。

●問診
初診ではまず問診で、医師が患者さんの自覚症状や生活背景を把握します。事前に、症状やご自分の状況を伝えやすいように整理しておきましょう。

●視診、触診
医師が脚に触って、股関節を曲げたり、脚を外側や内側に動かし、詳しく調べます。

●単純X線
単純X線検査の画像で、関節の形や骨の状態、進行程度を把握します。

●そのほかの検査
医師が必要と判断した場合にMRI(磁気共鳴画像)、血液検査などを行います。

●問診

問診

●視診、触診

視診、触診

●単純X線

単純X線