股関節のクッションのような役割をする軟骨がすり減ると、関節の変形や炎症を引き起こし、痛みが生じるようになります。一度すり減った軟骨は、元には戻りません。
症状が進行すると「立つ」「歩く」といった日常生活にも影響が出てきます。
変形性股関節症の症状と進み方
変形性股関節症の検査
股関節の違和感や痛みが気になったら、早めに整形外科を受診しましょう。
早めに医師の診察を受けることで、治療の選択肢が広がります。診断は、問診や触診などの診察と、画像検査が行われます。
●問診
初診ではまず問診で、医師が患者さんの自覚症状や生活背景を把握します。事前に、症状やご自分の状況を伝えやすいように整理しておきましょう。
●視診、触診
医師が脚に触って、股関節を曲げたり、脚を外側や内側に動かし、詳しく調べます。
●単純X線
単純X線検査の画像で、関節の形や骨の状態、進行程度を把握します。
●そのほかの検査
医師が必要と判断した場合にMRI(磁気共鳴画像)、血液検査などを行います。