立つ、座る、歩く。ひざ関節には、つねに大きな負担がかかっています。
ひざ関節はどんな働きをしているの?
ひざ関節のしくみ
ひざ関節は、「大腿骨(太ももの骨)」「脛骨(すねの骨)」「膝蓋骨(ひざのお皿)」の3つの骨から構成され、筋肉・靭帯・腱が、ひざの動きを調整しています。
また、骨と骨が接する面でクッションのような働きをするのが、関節軟骨です。 骨と骨がぶつからないようにするとともに、衝撃をやわらげてスムーズな動きを助けています。
横から見たひざ関節
ひざ関節の3つの役割
ひざにかかる負担は、体重の数倍も
ひざ関節は、体重を受け止め、スムーズにひざの曲げ伸ばしをさせる働きを持っています。
またひざにかかる衝撃をやわらげる機能も備えています。
ひざ関節には、ふつうに生活しているだけでも、大きな負担がかかっているのです。
3)Kutzner I et al. J Biomech. 2010;43(11):2164-2173
監修:高知大学医学部 整形外科
教授 池内 昌彦 先生