加齢のほか、肥満やけがなども変形性ひざ関節症を引き起こす要因です。
変形性ひざ関節症になりやすい人は?
多様な要因がかかわっている
変形性ひざ関節症は、疾患や外傷など原因がはっきりしているものもありますが、加齢や肥満など原因が明確でないものが大部分を占めています。
原因が明確でないもの
- 肥満
- 筋力が弱い
- O脚
- 50歳以上
- ひざを酷使する習慣
- 女性
原因がはっきりしているもの
- 過去に負ったひざのけが(靭帯損傷、骨折、半月板損傷…)や病気
- 感染性関節炎 など
65歳以上の有訴者率※上位5位(人口千対)
手や足の関節の痛みに悩む人は、男女ともに多い。
自覚症状のある人の割合
- 政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和元年国民生活基礎調査/健康/全国編「第97表 有訴者率(人口千対),年齢(5歳階級)・症状(複数回答)・性別」 https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003442372(閲覧日:令和5年4月7日)をもとに小野薬品工業株式会社作成
女性に多いのはなぜ?
女性に多い理由はよくわかっていませんが、加齢に伴う女性ホルモンの減少、筋肉量の少なさ、骨格の性差などが考えられます。
監修:高知大学医学部 整形外科
教授 池内 昌彦 先生