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心臓の2つの役割

「まずは知っておきたい!」 心臓には2つの大切な役割があります

心臓は生きるために必要な血液を循環させるポンプの働きをしていて、血液は酸素と栄養をからだのすみずみにまで運びます。その心臓という名のポンプには2つの大切な役割があります。

1つめ:血液を全身に送り出す役割

血液をからだのすみずみに送り出すには、十分な量の血液が心臓というポンプの中に満たされていることが必要です。
心臓が血液を全身に送り出す役割を心臓の収縮機能と呼んでいます。

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心臓のポンプを動かす男性

2つめ:全身に送り出した血液を受け取る役割

心臓は血液を全身に送り出したのち、再び心臓に戻ってくる血液を受け取ります。つまり、ポンプとしての心臓を通過する血液は、心臓を起点に全身を循環しているのです。心臓が全身に送り出した血液を受け取る役割を心臓の拡張機能と呼んでいます。

心臓は、このどちらの役割が失われても、からだに支障をきたします。

日本心不全学会『心不全手帳』(2022年10月 第3版)

一般社団法人 日本循環器学会「一般のみなさまへ 心不全」

https://www.j-circ.or.jp/sikkanpg/case/case2/(2023年9月参照)

小室一成:よくわかる最新医学「心不全」, 主婦の友社, 2021, pp26-27.

(2023年11月作成)