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慢性心不全といわれたら

心不全治療の第一歩は、生活習慣の改善

心不全患者さんが気をつけるべき生活改善のポイント1)

心不全の患者さんは、日常の生活管理が重要です。心不全悪化の原因は様々ですが、患者さんのちょっとした心がけで重症化を回避することができます。

毎日、体重・血圧を測り、心不全の症状を確認しましょう

心不全手帳を持っている方は、病院を受診する際に持参し、主治医や看護師に見てもらいましょう。

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血圧計

感染対策を心がけ、感染症を予防しましょう

かぜや肺炎がきっかけで、心不全が急に悪くなることがあります。
高齢者は免疫力が低下し、尿の通り道から膀胱に感染し、尿路感染症を起こしやすくなります。

  • マスクの装着、手洗い、うがいをしっかり行いましょう
  • 下着は毎日交換し、清潔に保つことも大切です
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手洗い、うがい

心臓に優しい入浴をしましょう。また、浴室や脱衣所は事前に暖め、温度差を少なくしましょう

  • お湯の温度は40~41度
  • 湯船につかる時間は10分以内
  • 胸より下の深さで入るようにしましょう
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入浴

1日の飲水量を守りましょう

水分の摂り過ぎは、心臓に負担になります。しかし、食欲がない時や暑い日は、脱水を起こしやすくなります。

  • 毎日500mLのペットボトル2本程度が目安になります
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1日の飲水量

お薬は必ず飲みましょう

お薬を正しく飲むことで、心不全の悪化を予防できます。
飲み忘れがないように気をつけましょう。

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正しく薬を飲む

食生活にも気をつけましょう

塩分の摂り過ぎは、心臓の負担になります。
1日の塩分量は、6g程度にしましょう。
一方、塩分を気にして、食事の量を減らしてしまうと、栄養不足になってしまうため、 1日3食バランスよく食べることも心がけましょう。

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減塩

疲れない程度にからだを動かしましょう

必要以上の安静は、体力の低下につながります。
ラジオ体操やウォーキングなど、無理のない運動を習慣にしましょう。

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ウォーキング
  • 日本循環器学会(編集):心不全療養指導士認定試験ガイドブック改訂第2版, 南江堂, 2022. を参考に作成

(2023年11月作成)