心不全は、症状に気づいた段階で、早めに対応することが大切
すぐに受診が必要な場合1,2)
こんな時は、すぐに受診が必要です。
- 安静にしていても胸の痛み、締め付けられる感じがある
- 横になると息苦しいが、座ると呼吸が楽になる(起坐呼吸)
早めに受診が必要な場合1,2)
心不全を悪化させる主な原因を取り除くなど、生活を見直しても下記の症状が続く場合は受診相談が必要です。
- 体重が1週間で2~3kg増える(あるいは3日間で2kg以上の増加)
- 足のむくみがある
- 息切れが続く、動くと息苦しい
- 疲れやすい、食欲がない
- 血圧が下がっている
- 生活習慣病として高血圧や糖尿病がある
受診にあたっては、医師に伝えることをまとめておきましょう
受診を決めたら、診察の際に医師に伝えることを前もってまとめておきましょう。まずはご自身で気になる症状をメモします。さらに、同居しているご家族や周囲の方にも聞いてみると、自分では気づけなかった症状がみつかるかもしれません。
その他、医師に聞いておきたいことはメモにまとめておくと、受診の際にとても役立ちます。
受診の際は、伝えることを事前にメモにまとめ、医師にしっかり伝えましょう。
- 小室一成:よくわかる最新医学「心不全」, 主婦の友社, 2021, pp12-15. を参考に作成
- 佐藤直樹(監修):心不全がわかる本「命を守るためにできること」, 講談社, 2022, pp12-13. を参考に作成