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パーキンソン病治療の概要

パーキンソン病の治療では、つらい症状をやわらげ、患者さんがより生活しやすくなることを目標とします。

薬物療法とリハビリテーションが治療の中心です

パーキンソン病の治療の基本は薬物療法とリハビリテーションです1,2)
薬物療法は、ドパミンの働きを補うことを中心に進めていきます。自分に合った薬をきちんと飲むことで、症状は改善します。
薬物療法とあわせて、リハビリテーションを行うことによって、パーキンソン病の悪化を防いだり、生活の質(QOL)の維持・改善にもつながります。
せっかく薬を飲んでいても家でじっとしていては、動けるものも動けるようにはなりません。治療中も、買い物や友人に会うなど外出を心がけたり、趣味のスポーツをこれまで通り楽しむなど、体を動かす機会を大切にしましょう。
また、薬だけでは症状のコントロールが難しい場合や副作用が強い場合は、外科的な治療が行われることもあります。

基本的な治療
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治療
  • 織茂智之.臨床神経学 57(6),259-273,2017
  • 織茂智之 監.改訂版パーキンソン病 患者のための最新医学. 高橋書店, 2019, pp52-56,124-125,134

(2024年3月作成)